2008年05月30日

「新宿コマ劇場」年内で閉鎖…舞台裏と惜しむ声 : ZAKZAK引用

新宿コマ劇場」年内で閉鎖…舞台裏と惜しむ声


 経済白書で「もはや戦後ではない」といわれた1956(昭和31)年にオー
プンし、“大衆演劇の殿堂”として親しまれた東京・歌舞伎町の新宿コマ劇場=
写真=が年内で閉鎖され、再開発されることになった。老朽化や演歌の不振に勝
てなかった格好だが、それでも惜しむ声が渦巻いている。

 2088席の大舞台。劇場名は円形舞台が独楽のように回ることから命名され
た。

 5月公演の座長を務めたタレントのコロッケ(48)は、ショーのフィナーレ
で北島三郎(71)の顔をしたオスカルに扮した「ベルサイユのサブ」というパ
ロディーの大ネタで8割方埋まった観衆を笑わせた。

 このところ劇場の台所事情は笑えないものだった。興業関係者が打ち明ける。

 「1カ月間の座長公演がすべて満席になるのは北島三郎と氷川きよしぐらい。
ギャラの高騰や客層の高齢化にも悩まされ、昼夜2回公演を埋めなければ黒字が
出にくい構造だった」

 建て替えは、かなり前から検討されていたという。

 「舞台裏でネズミが出ることもあった。ギリシャ建築を模した柱があまりない
特殊な作りで、観客にとっては開放感がある半面、耐震強度には不安があった」
(プロダクション幹部)

 それでも、閉鎖を惜しむ声が多い。演劇コラムニストの石井啓夫氏がいう。

 「日本で唯一、残った大衆演劇の殿堂だった。画期的だったのは歌手芝居を始
めたこと。人気歌手に歌と芝居の2部構成を務めさせ、『紅白歌合戦とコマ劇場
』が一流の歌手の目標となった時代があった。美空ひばりさんは4カ月のロング
ランをやって連日満員だった。昭和の香りが残るいい場所だったのだが…」

 ひばりさんが愛したコマの楽屋は先月、京都市右京区に“復活オープン”した
「京都嵐山 美空ひばり座」に再現されたばかり。コマ劇場は時代の波とともに
、逆風に見舞われた。石井氏が続ける。

 「場所柄、治安が悪く、特に夜公演の入りが目立って悪くなっていった。頼み
の団体客も他のレジャーに目を向けるようになった。演歌の勢いがおち、劇場側
も『モーニング娘。』や海外ミュージカルなどを企画してはみたが思ったほど若
い人が集まらない。そうすると、2000席超のキャパが逆に重荷になった」

 2003年、都庁跡にできた東京国際フォーラムなども強敵になった。同じ阪
急阪神東宝グループの芸術座(東京・日比谷)を建て替えた新劇場「シアターク
リエ」が好調なスタートを切ったことも、建て替えを後押ししたようだ。






ZAKZAK 2008/05/29



--------------------------------------
Power up the Internet with Yahoo! Toolbar.
http://pr.mail.yahoo.co.jp/toolbar/
posted by poconyan at 15:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/98558443

この記事へのトラックバック